「不確実状況下における意思決定とその周辺」研究部会は,日本オペレーションズ・リサーチ学会における平成31年度研究部会の一つです.
企業活動としての研究開発,生産,流通,マーケティング,ファイナンス等に現れる各種マネジメントにおいては,様々な不確実性が伴う環境での意思決定を余儀なくされています.これまでこうした不確実性に対処することを意図して,応用確率論,統計学,ファジー理論,ゲーム理論が,主として,モデル化・定式化・分析の方法論を展開してきました.
本研究部会では,これらの研究分野に関連した応用対象とも言える,待ち行列,信頼性・保全性,生産・在庫,ゲーム理論等の最近の発展についての研究情報を紹介・収集・交換する場を提供します.さらに,研究開発,生産,流通,マーケティングの一連の流れを側面からサポートする情報関連分野やファイナンス・金融工学も加えた分野で,意思決定科学に関連する新しい話題を広く,積極的に取り入れます.
本研究部会は,関西地区において永年にわたり脈々と引き継がれてきた研究活動の流れを汲むものです.
およそ2か月に1度の頻度で,年間5回の開催を予定しています.
主査 小出 武 (甲南大学 知能情報学部 知能情報学科)
幹事 井上 真二 (関西大学 総合情報学部)