Virtual Communication Design Laboratory
バーチャル・コミュニケーション・デザイン・ラボ with Dr. Tomoko Yonezawa in Faculty of Informatics, Kansai University
本研究室は 2011年に米澤がATR IRC Laboratories から関西大学に異動した時に開始しました。 現在、博士課程や修士課程の学生と共に、3、4年次の学生と新しい研究内容を模索しています。
研究内容は多岐に渡りますが、主な研究として、
仮想的(人工的)な環境と存在を扱うことによる、人間のcommunication/interaction支援を目指します。
仮想的な環境とは、人間の周辺を取り巻くinterfaceやVRやARなどによる工夫された新しい情報環境を指し、
仮想的な存在とは、人間や動物などのような知能や心を持つ存在を、robotや仮想characterの様々な表現(音声、視線、言葉、表情、体温、呼吸、接触など)を用いて模していき、最終的に私達のpartnerや医療counselorとなるような暖い存在を目指しています。
これらにより、人間と情報、人間と人間、人間の生き方などに、あたたかい、そして、分かりやすい、communication/interactionを提供していきたいと考えています。
Keywords
- 擬人化システム: バーチャルエージェント,ロボット,擬人化
- 環境メディア: VR (バーチャルリアリティ), AR, MR, アンビエントコミュニケーション(無意識の環境的メディアコミュニケーション)
- マルチモーダルインタフェース: 感情分析・感情処理,視線, 音声, 触覚や接触
- コミュニケーション統合デザイン: コミュニケーション活性化システム, 複数人並行型コミュニケーション(一対多人数などのインタラクション実現)
- 応用1: 高齢者や子供のコミュニケーション支援,日常生活支援,感情漏出や排出
- 応用2: 三次元音声ARによる講義講演支援, E-ラーニングや生活指導などの個別学習支援
活動内容や求めるメンバー
私たちの研究活動に関心をお寄せいただき感謝申し上げます.
上記のキーワードに関連する国際/国内の雑誌や会議などの学術分野を中心に活動しています. 一部の学生グループはシステムに焦点を当てたコンテスト(実装・提案)に参加することもあります.
求めるメンバーは以下のような特徴を持った希望や意志の強い人たちです。
- 擬人化されたロボット、コミュニケーションメディア、環境型メディアなどへの興味
- プログラミング、CG、工作や手芸、電子システムなどの創作活動の経験
- 他大学の情報科学/心理学/工学等出身の学生
もし研究者や開発者または専門的な分野の営業などを目指す場合は、 博士の学位を狙うことをお勧めします. 専門性の高さは経験でも積み上げることはできますが, 哲学的な考察力,提案力,探求力を高めるための専門的な研究を行う時間は, 真剣に取り組む価値があると考えています.