tomoko yonezawa

米澤朋子, Ph.D. (情報科学)

バーチャルな存在とのコミュニケーション、コミュニケーション環境、コミュニケーションシステム、コミュニケーションのマルチモーダル分析、バーチャル空間でのコミュニティデザイン、などを目指し、メディアシステムのデザインと検証を行います。

  • 心のあるぬいぐるみロボットと人間のやりとりをデザインします。
  • オンラインの人工的なエージェントが介在するソーシャルデザインを提案します。
  • 音声や音場、音響環境、音楽を統合的に用いてアンビエントな情報環境をデザインします。
  • 実空間に重畳的なARメディアによるパラレルコミュニケーションの実現を目指します。
  • 関西大学 総合情報学部 教授

    講義は、Human Agent Interaction (擬人化システムデザイン、ロボットやエージェントの内部状態/外部状態にもとづく入出力の設計などを扱う)、 ヒューマンインタフェース概論(human computer interaction の基礎理論と 人間の状況や表現の情報処理、ubiquitous/pervasive computing, アンビエントインタフェース, VR, AR, SNS, CSCW, などを広く扱う), サウンドインタラクション実習 (音や音楽のプログラミングを GUIベースの pd-extended や電子工作を通じて学習), などを受け持つ。

    2011年4月より関西大学に着任し准教授として研究室を持 ち、2017年4月より教授として現在も修士や博士課程の学生を受け持っている。

    関西大学 先端科学技術推進機構 研究員

    関西大学 先端科学技術推進機構の研究員として、人間のコミュニケーションを支援するロボットや仮想エージェント、重畳型VR/ARシステムや環境知能などを扱う。

    メインの分野は、人間とロボットのやりとりをデザインするためのマルチモーダルインタラクションであり、特に 音声、視線、接触に興味を持つ.

    元々は音楽表現における和音やmelodyなどのプリミティブがどのように人のこころに影響を与えるかに興味を持ち、音楽認知知覚に興味をもちつつ、 楽器を奏でるインタラクションにも興味があったため、流水を用いた楽器を制作したいと考えていた。これは、商業的な音楽の作曲を手掛けていた学生時代からの音楽への興味と異なる切口での取り組みとなった。徐々に人間のこころに与える様々な影響をもつメディア表現へ興味が以降していく。

    大学の研究室について: Virtual Communication Design

    ATR IRCの研究所から移動してきた2011年に研究室を持つ。現在、学部生、修士、博士の学生が在籍。 学生の研究内容は多岐に渡るが、基本的に、人間同士のコミュニケーションを豊かにするためのメディア/システムに取り組む事となっている。このコミュニケーションとは、現実のものだけではなく、オンライン/バーチャルなど様々な状況をコミュニケーション対象としたもので、人間ではない動物/機械などとの対話も含む。

    よって、仮想エージェントやロボットを扱うのはもちろん、VR環境知能や状況理解など、人間のコミュニケーション理解と文脈適応型インタラクションの実現を目指すものである。 注目するモダリティは、人間の視線/音声の抑揚/接触/身体表現の理解、ロボットのこれらの表現生成はもちろん、環境的なメディアによるコミュニケーション支援として音響環境の利用を提案している。 最終的に相互理解やコミュニケーションの充実を計るメディアの創成を目指す。