研究業績リスト(最近の印刷物から順に並べています.一部pdfファイルでご覧いただけます.)研究課題キーワード
次のような研究を行っています.これまで,主にスケジューリング問題とパターン識別問題を対象として研究活動を続けてきました. これらの問題はNP(non-deterministic polynomial)困難問題もしくはNP完全問題であるといわれ, 厳密に最適解を求めるアルゴリズムが得られていないため,精度の高い近似最適解を求める手法が必要とされています. さらに,これらの問題は,目的関数が一つであることが少なく,最適化したい目的関数が複数存在する 多目的最適化問題となる場合がしばしば考えられます.この多目的最適化問題では,互いの解を比較 したときにどちらが劣っているともいえない非劣解とよばれる解の集合から,意思決定者が自らの選好構造に 基づいて一つの実行解を選択することができます.この意思決定者による実行解の選択を支援するために, 非劣解集合を提示するアルゴリズムが数多く提案されています.このようなNP困難もしくはNP完全な多目的最適化問題における非劣解集合探索という課題に対して, ファジィ理論やニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズムなどをはじめとする「ソフトコンピューティング」 技術を用いたヒューリスティック手法に関する研究を行ってきました.具体的には,次のような研究を行っています. 1.多目的最適化問題における非劣解探索手法に関する研究1994年〜非劣解集合の探索を効率的に行うため,遺伝的アルゴリズムを用いた探索方法に関する研究を行っています. 多目的遺伝的アルゴリズム(Multi-objective genetic algorithm: MOGA)の開発を通して, 非劣解集合の探索手法の改善を行っています.最近では,セルラー構造を利用して, MOGAの探索性能の向上を試みています. 2.スケジューリング問題へのファジィ理論の導入に関する研究1994年〜加工時間や納期をファジィ化したファジィスケジューリング問題と従来のスケジューリング問題 との違いについて,理論的に,また計算機実験により明らかにしています. 最終的に得られる解の評価値がファジィ数で表されるため,ファジィ数の比較により 見出される非劣解を得る手法の開発も行っています.さらにジョブごとに異なる目的を実現するための メンバーシップ関数形状に関する考察なども行っています. 3.ファジィ識別システムの構築に関する研究1995年〜多次元属性値をもつパターンのファジィ識別システムの構築に関する研究を行っています. ファジィ識別システムはファジィルールによって構成され,より少ないルールで数多くのパターンを 正しいクラスへ識別することを目的としています.このように,この問題においても, 複数の目的の最適化が必要であるため,複数の識別システムを非劣解として抽出できます. 4.知識獲得に関する研究1996年〜ファジィ識別システムの構築において,わかりやすい識別システム構築のために,
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