会議手法

2月にニューオリンズで開催されたIEEE SMCSの理事会に参加した時に,その会議の方式に面食らいました.会議の議題は前もって構成されていますが,それぞれに時間が割り当てられており,その時間をしっかり守って議事が進んでいきます.つまり,割り当てられている討議時間が終了すると,その議事について,決定をしていくというプロセスが順番に進んでいきました.もちろん討議時間が終了する頃合いに,まだ意見はないかどうか確認されますが,できるだけ討議時間内に意見が出し尽くされるように,どんどん意見が述べられていきました.初参加の私としては,議事進行があまりにも速すぎて,何が起こっているのかがつかめないような状態でした.ただ,議題に対して,しっかり準備していなければ議論に参加することができず,かつ,沈黙は同意と見なされる,というルールがあるため,非常に緊張感のある会議になっていました.さらに,議論されている事柄を否定することにつながる意見の陳述(動議)は許されているものの,その審議をおこなうためには,少なくとも一人の賛成(セコンド)が求められるという合理的な動議の取り上げ方となっていました.

上記の会議運営方法は,Robert’s Rules of Orderと呼ばれる会議法に基づく運営で,Robertというアメリカ陸軍少佐がアメリカ議事規則をもとに一般の組織でも使うことのできる会議法として簡略化したものであるそうです.日本でも,ロータリークラブやライオンズクラブ,青年会議所などで,この会議法が用いられているそうです.

日本の会議でも,会議の場で決まったことに対して,あとから蒸し返さないというマナーはあると思いますが,議論をできるだけ活性化しつつ,反対意見を述べる機会を与える,というシステマチックな会議運営はなかなかなされていないのではないかと思います.

日本国内で運用している団体が公開しているこの会議法の説明でわかりやすかったのは以下のサイトでした.やや誤字が含まれていますが,わかりやすいと思います.

http://www.mito-jc.or.jp/pdf/robert.pdf

Book_cover_-_robert's_rules_of_order_orig_1876_edition

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