3Dホログラム

「コンピュータの物理」の授業で,次世代入出力装置を見つけてくるという課題を出したところ,3Dホログラムを紹介してくれたレポートがあったので,興味深い事例として紹介しました.3Dホログラムについての技術的な説明は以下のページが参考になると思います.

[1] http://www.jomon.ne.jp/~artnow/course/course.html

提出されたレポートでは,BLEENという現在クラウドファンディングで資金を募っているプロジェクトが取り上げられていました.BLEENのイメージビデオがYoutubeで公開されています.

[2] https://www.youtube.com/watch?v=hMiEEUgsfW8

魅力的な紹介動画が示されているのですが,実機で実現している動画がないかどうか調べてみたところ,以下のような残念な報告を見つけました.

[3] http://observer.com/2014/11/could-this-holograph-projector-be-the-next-great-indiegogo-scam/

BLEENは,Indiegogoというクラウドファンディングで資金を募っているプロジェクトなのですが,開発者の素性が明らかではないこと,実機映像の様子を示してほしいという投資家の要望に対して答えていないということが明らかになっています.また,技術的に難しい面があることも示されています.残念ながら,BLEENというプロジェクトはSCAM(詐欺)プロジェクトである疑いが濃厚のようです.

3Dホログラムの状況について調べてみたところ,初音ミクに関する情報がたくさんでてきました.

[4] https://www.youtube.com/watch?v=-kM3n64WJmo

上記の動画を見てみると,立体感のある初音ミクの姿がステージ上に映し出されているのですが,これは,透過スクリーンに映し出しているCG映像であるという理解が正しそうです.

[5] http://ascii.jp/elem/000/000/651/651624/

ただ,ステージの映像効果を見る限り,非常におもしろい試みであることは確かで,その中で,初音ミクの動きに合わせて演奏するバンドの技術の高さに驚きました.そんなにシンクロできるものなのか?ということが気になったので調べたところ,音楽に合わせて,映像の動きを調整する技術があるようです.

[6] http://www.interaction-ipsj.org/archives/paper2013/data/Interaction2013/interactive/data/pdf/1EXB-37.pdf

上記[5]の開発者の意気込みもそうでしたが,エンターテイメントが技術を引っ張る世界の凄さを良い面でも悪い面でも垣間みることができました.BLEENのプロジェクトは残念な結果でしたが,家庭用の3Dホログラム投影機の実現が待たれます.

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