Bio & CV

喜多 千草

専門領域:技術史、科学技術社会論
オフィス:〒569-1095 高槻市霊仙寺町2-1-1 関西大学総合情報学部 A225
連絡先:ckita at res.kutc.kansai-u.ac.jp
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研究テーマ

学部時代は、技術史ではなく美術史を専攻していて、中国陶磁史を学びました。その後、NHKに入局し、番組制作局でディレクターとして勤めた後、母校の修士課程に入学しなおしました。専攻は二十世紀学。選んだ研究テーマはコンピューティングの歴史で、そのまま博士後期課程に進んで学位を取得しました。つまり学問的な基礎は歴史学です。ただし、テーマが技術だったので、主に技術史や技術系の学会に属しています。興味があるのは、新しい技術的なアイデアがいかにして生まれ、それがどのような過程を経て実装されて、やがて社会に根付くのかです。技術が社会に根付くためには、技術的な開発過程だけではなく、インタフェースデザインや製品化の過程や、法律や政治も含む社会のしくみの変化の過程も大事な要素です。この興味の軸は、実は工芸史を志していたときから変わりません。現在は、トヨタ財団のアジア隣人ネットワーク助成を受けて「多言語・学校プロジェクト」のプロジェクトリーダーとして、多言語の学校関係文書の共有・作成支援のシステム構築を、工学系の研究室と共同して実際に手がけています。こうした流れから、特にインタフェースデザインの分野(Human Computer Interaction)では、どのように人材を育成しているのかに興味を持つようになり、2009年度秋学期から2010年度春学期にかけて、スタンフォード大学のHCI Groupで在外研究を行いました。

学位

2002年3月25日 博士(文学) 京都大学文学研究科(現代文化学専攻二十世紀学専修)
1999年3月21日 修士(文学) 京都大学文学研究科(現代文化学専攻二十世紀学専修)

職歴(academic)

2009年4月ー現在 関西大学総合情報学部・教授
2004年4月ー2009年3月 関西大学総合情報学部・准教授(2004年度ー2006年度の職名:助教授)
2003年8月ー2004年3月 京都大学学術情報メディアセンター・助手

本務校以外での教歴

2005年4月ー現在 京都大学大学院文学研究科・非常勤講師
(2005年度:二十世紀学演習、2006年度ー現在:情報・史料学特殊講義・演習)
2014年度 名古屋大学情報科学研究科・非常勤講師(「社会システム情報学特別講義」)
2008年度ー2010年度 国際日本文化研究所・客員教授(2008年度は客員准教授)
2007年度夏期集中 北海道大学理学部科学史講座・非常勤講師(「インターネットの開発思想史」)
2006年度ー2007年度 東京工業大学大学院・非常勤講師(リレー講義「科学史・技術史・科学方法論」)
2003年10月ー2004年3月 大阪大学共通教育機構・非常勤講師(「インターネットの開発思想史」)
2003年4月ー2005年3月 放送大学・客員助教授(大学院修士全科生研究指導・京都学習センター面接授業)
2003年4月ー2004年3月 大阪産業大学人間環境学部・非常勤講師(「コミュニケーション英語」)

研究業績リスト

著書(単著)

著書(共編著)

著書(分担執筆)

著書(翻訳・解説)

単著論文・査読あり

単著論文・査読なし

共著論文・査読あり

共著論文・査読なし

国際会議発表 refereed

国内会議・研究会

シンポジウム・パネル

展示

講演

書評

学術誌・雑誌関連

連載「コンピュータとデザイン その蜜月関係はどのように始まったのか」

「古機巡礼/二進伝心」『情報処理』

Events & Sightings, IEEE Annals of the History of Computing

研究プロジェクト

代表者

(2008年度トヨタ財団アジア隣人ネットワーク助成
外国につながりのある児童・生徒の家庭と学校とのコミュニケーションを支援する仕組み作りを行うプロジェクト。多言語の学校関係文書の共有・作成支援のツールを作成し、学校・教育関係で広く利用してもらうことを目指した。成果の一つである、多言語学校関係文書検索ツール、および多言語教材検索ツールは文部科学省初等中等教育局国際教育課に引き継がれ「かすたねっと」として運用されている。
また、この成果は2013年度人工知能学会・現場イノベーション賞金賞を受賞した。

2006年度-2008年度 科学研究費・基盤研究(C):メディア情報学・データベース

  • 模倣から創造へ:コンピューティング技術に関する知識の流れ
  • 2006年度-2007年度 科学研究費・特定領域研究「日本の技術革新研究プロジェクト」(公募研究)

  • コンピュータの導入と科学的方法論の変化に関する歴史的・哲学的考察
  • 2010年度-2012年度 科学研究費・基盤研究(C):科学社会学・科学技術史

  • 終末期医療に関する自己選択を促進し、文書作成を支援するための情報システムの構築
  • 2013年度-2015年度 科学研究費・基盤研究(C):ケア学

    分担者

  • 思考の新しいフェーズとしてのシミュレーションの哲学的考察
  • 2006年度〜2008年度 科学研究費・基盤研究(C):哲学・倫理学
    研究代表:出口康夫(京都大学文学研究科)

  • 実証段階におけるカオス研究の哲学的考察
  • 2004年度〜2005年度 科学研究費・基盤研究(C):哲学・倫理学
    研究代表:出口康夫(京都大学文学研究科)

    更新:2014/12/7