Twitterの複数アカウント保持者における
自己呈示・利用動機について

@kitalab10th
関西大学総合情報学部総合情報学科/喜多ゼミ/卒業論文

 はじめに



インターネットやコンピュータ、携帯電話の普及により、私たちのライフスタイルは大きく変化した。私たちは現在、電話、メール、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)など様々なメディアを介した手段でコミュニケーションをとることができる。

現在では様々なSNSが存在しており、例えば、mixi、Twitter、LINE、Instagram、Facebookなどがある。 その中でも、電通総研「若者まるわかり調査2015」によると、LINEやTwitterは男女問わず、また年齢層を問わず幅広く利用されている。さらに、Twitterに登録している者の中で、高校生は62.7%、大学生は50.4%が複数アカウントを所有しており、Twitterアカウントの複数保持は当たり前になっているという調査結果が述べられている。

 Twitterとは



Twitterとは、2006年7月に米国のObvious社(現 Twitter社)が開始したウェブサービスである。

株式会社デジタルガレージが運営しているツイナビによると、Twitterとは「140文字以内の短い投稿(ツイート)を入力して、みんなで共有するサービス」であり、「政治家から有名人、芸能人、タレント、モデル、ミュージシャン、有名な社長、宇宙飛行士、などなどあらゆるジャンルの、国境を越えた老若男女が幅広く活用しているサービス」である。

eMarketerの調査によれば、2014年6月の時点で日本の1,980万人がTwitterを利用している。

 自己呈示とは



三浦・森尾・川浦著の『インターネット心理学のフロンティア』によると、自己呈示とは、 「他者からの肯定的なイメージ、社会的承認や物質的報酬などを得るために、自己に関する情報を他者に伝達すること」 と定義さている。つまり、例を挙げると、いい人と思われたい場合、いい人と思われる様にありのままの自分ではなく表情や振る舞いを操作することである。 また、自己呈示は、自己開示と対比されて扱われるが、自己開示は自己に関する情報をありのままに述べる行為や その言語的内容だけを指すのに対し、自己呈示は自己に関する情報をありのままではなく意図的に調整して話す行為全体や その内容を大きく捉えた概念であるため、非言語的行動も含まれる、と述べられている。

ウォルサーが提唱した「ハイパーパーソナル・モデル」の中で、 CMC(Computer-Mediated Communication:コンピュータを介したコミュニケーション)では理想的な自分を印象づけられるような自己呈示、 すなわち「選択的自己呈示」を行うことが可能になると示された。