「不確実状況下における意思決定とその周辺」研究部会

日本オペレーションズ・リサーチ学会
「不確実状況下における意思決定とその周辺」研究部会

不確実性環境下の意思決定に関する研究分野(待ち行列,信頼性,生産・在庫,金融工学,マーケティング,ファジー理論,ゲーム理論,最適化,データ工学,機械学習,人工知能など)について,最新の情報を交換する場を提供します.

開催予定

年間5回の研究会開催を計画しています.多数のご出席をお待ちしています.
これまでの開催履歴については,「開催履歴」をご覧ください.

第10回研究会

日 時 2021年1月9日(土)14:00-16:45
場 所 Zoomによるオンライン開催
参加をご希望の方は,2021年1月7日(木)までに幹事(井上:ino(at)kansai-u.ac.jp)へご連絡ください.参加ご希望の方へZoom接続情報を開催日までにご案内致します.


講演題目1 需要関数の学習を考慮したダイナミックプライシング
講 師 佐藤 公俊 氏(神奈川大学)
概 要 商品やサービスの需要量が事前に予測困難であるとき,販売後に観測されるデータを用いて逐次的に需要関数を学習することが有効である.本発表では,収益最大化を目的とする需要関数の学習を考慮したダイナミックプライシングモデルを多腕バンディット問題として定式化したあと,スポーツイベントのチケット販売データを用いて学習が収益や最適価格の変動に与える影響を数値的に示す.

講演題目2 品質問題に伴う不確実性の生産・在庫マネジメントへの影響
講 師 竹本 康彦 氏(近畿大学)
概 要 製造原価を上昇させる要因のひとつに歩留まりがある.歩留まりとは,製造工程で生産される良品数の割合を意味する.歩留まりが低いと不良品に伴う損失が良品に上乗せされ,製造原価を上昇させる.一方,不良品数には必ずバラツキがあり,歩留まりにも変動が生じる.本講演では,品質問題を端として起因する不確実性が及ぼす生産・在庫マネジメントへの影響について,「損失評価」と「ブルウィップ効果」の観点から論じる.

懇親会 オンライン開催のため懇親会は行いません.ご了承ください.